Dirtradia(Closs=Monild)-- 21 year old
 Body :179cm/72g/12%--90/72/95(AA)
 color:黒髪/錆瞳/薄黄肌


【容姿】
 元は黒豹の半獣人。色々あってキメラに近くなったけど、ちゃんと人類で獣人です。
 顔に対して大きな目は白目が殆どなく縦の瞳孔を持つなど獣じみており、人間の位置についた耳は獣のそれが半ば混じったような形で薄く毛に覆われており、よく動く。口と鼻は見た感じ人間のそれ。平たく言って混血失敗系の顔立ち、残念な顔面。
 "道具"して活用する事を意識して作った肉体は、「鍛え上げた」というよりは「磨きぬいた」「絞り込んだ」という印象。上半身細め、下半身太め。何にせよ鋼線を束ねたような印象を与えるボディラインは、女性らしさとは縁遠い。
 癖の強い髪は後ろの一房のみを束ねて伸ばしており、現在腰近くまである。それ以外の部分はショート……というか、見た目としては適当に短く切ってる印象。実はセンサーとして有効なように揃えられている。
 多数の傷跡は残るものの、肌も髪も触覚を鋭敏に保つ目的で入念に手入れされている。そんな補正込みで、ルックスは中の下くらいだろう。たぶん。


【能力と寄生体】
 極めて鋭敏な感覚の持ち主。目の前の相手の大まかな気分を嗅覚で察する事が可能なほどで、他の感覚も同様に鋭い。反面、筋力などは半獣人としても低い水準にある。
 また、特殊な魔法的寄生半生命体(巨大なウイルスのようなもの、感染力はない)が体内に埋め込まれている。
 全身に根を張り擬似的な神経系を形成したそれは、活動の為に宿主の物理的・魔法的エネルギーを奪い、最適化の為に本来の視力と聴力を奪い、処理能力を加速させ、また特殊な触覚としてあらゆる電磁波や音波、空気の流れ等を感知し視聴覚の代用とする能力を与えた。
 カロリーや酵素などを寄生体に費やすため多くの食事が必要で、その内容も半分くらいは過激なビーガンのようになっている。また、アルコールなどにも弱くなった。
 なけなしの魔力は全て寄生体に持っていかれる為、「意思」などで発動する類のマジックアイテムは一切使えない。また、物理影響を伴わない魔法的なものや霊などは全く感知できない。
 猫がスイッチ押そうが九官鳥が物真似しようが動く類の道具なら使える。熱や光などを伴った魔法ならば見える。


【精神】
 見た目や肉体機能だけでなく、精神もアンバランス。欲望に正直で論理的、達観していて幼く、図太い豆腐メンタルで、人の心の機微に疎い割に感情的。
 基本的に一般的な価値観や感覚から外れた世界で生きており、善悪その他の既成概念は「知識」として知っていもいまいち「理解」していない節がある。
 相手がどういう「感情」であるかは嗅覚あるいは"肌で感じる"ようにして鋭敏に察するが、どういう理屈でその心の動きを生じているのかがよく分からない。つまり明確に感覚可能なことは分かるが、常識的に人の気持ちを考えて察しろと言われても分からない。この傾向は高度な情緒に対しより強くなる。
 "好き"と認めた相手には愛情深く献身的であり、善悪や優劣の認識が薄い為に大抵の事は許容して心に寄り添おうとする傾向がある反面、優先順位が非常にはっきりしている。より大切なものの為には数秒前まで談笑していた"好き"な相手を躊躇なく殺しにかかり、しかしその必要がなくなればたった今負わせた怪我を案じて手当てする、そんな生き物。

 淫蕩で面食いな異性愛者の戦闘快楽者かつ中毒者。同じ趣味の相手と合意の上で傷つけあうのが一番好いとかで、通り魔にはならないタイプなのが幸い。
 リビドーが生れ付き特異な方向に固定されており、戦闘は「代償行為」ではなく欲求の向く先そのもの。"愛人"が五人くらい欲しいとか口にしてる。下品。
 最近、生物として本来的な在り方も「誤魔化しの手段」としては優秀という事を覚えた。"愛人"と違い、こっちの相手は特に探してはないのが幸い。


【近況】
 六千万の負債を「ゆきぐも」に抱え、返済するまでその"所有物"として扱われている。少しでも資金繰りを良くするため、保証人の家でもある花水晶施術療養院の屋根裏に白い鴉「ルシアン」と共に居候中。
 尤も、現在は現金六千万がきっちり用意できており、具体的な返済プランを模索しているところであるが。


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